(日本語は英語のあとに記載しています)
I have decided to change my artist name from Natsumi SUZUKI-YAMADA to NATSOUMI.
Putting pen to paper and printing photos in dark room, they say, are very much alike. I feel a spontaneous burst of energy inside me when I think of pursuing your idea onto a piece of paper. It was 14h30, and I felt hungry. I almost forgot to have lunch.

Laurent Pflughaupt’s LETTRES LATINES is a great reference.
N = used to be called « belle lettre N », this lettre was feminine in French.
A = Amplitude, Stability, Nobelity
T = Ground, Trace, Sign
S = Twist and Turns
O = womanly curves, softness
U = Receiver, Ground, Feminity
M = Aquatic, Vibratatory, Human
I = Verticality, Rise, Joy, Clarity
Here the results👇

以前、わたしの作品をお求めになった方から「どうして、Natsumi SUZUKI=YAMADAと二つも苗字が付いているのですか?」とお手紙をいただきました。良いご質問ですね。長いのには理由があります。
- ヨーロッパでは 女性は結婚後、1代に限って併記を選べる。私はこれを支持。
- アイデンティティーにどうしても揺らぎが生じてしまうのです。たとえ通称で旧姓を用いても。とはいえ、夫婦別姓にすることには抵抗がありました。
結果、全てを盛り込むと、どうしても長くなってしまいます。とりわけローマ字にすると。これはなかなか覚えてもらえなさそうだな、とジレンマを抱えていました。
そこでアーティストネームをNATSOUMIにするために
1日中 新たな自分を半紙と向き合いながら、掘り起こすことに。
私はラテン語の起源を記した、創元社の「アルファベットの辞典」を愛読しています。ひとつひとつのアルファベット。この起源を知ることでイメージが私の中で温泉の湯気のように次から次へと自然と立ち上がってくるのです。
Nはその根源が「水」にあるそうです。

ふるさと山形の最上川、東京にいた頃、渡仏を志していた私の背中を押してくれたある恩人。彼女が貸してくれたマンションは等々力渓谷の近くにありました。その後、フランスに渡って長く住んでいたのはマルヌ川の河岸、そして今、宮城。この地でも何故か阿武隈川の河岸に居を構えています。
久しぶりに半紙の前に座って筆耕。
繰り返し同じ文字を書き続け、なんとか理想に近づける。
それも一度限り。二度書きや上塗りをするとわざとらしい作品になるのだから、仕方がない。
書と暗室でのプリントはとても似ている。
半紙も印画紙も光のあるほうへ——。自然と導かれるように、計画があるのではなく流れに身を任せ、自分でも思いがけないクリエーションが生まれる。それが楽しい。
à Kakuda, le 13 mars 2020