Struggling in difficulties | 困難と面倒 

After seeing off my daughter and husband go to the nursery school, I enjoyed my moment of morning glory. Reading freshly printed newspaper. Then an article by critic and president of Genron Company (https://genron.co.jp/en), Mr. Hiroki HIGASHI strongly interested me, because he underlined that the SNS followers won’t be helpful in difficulties. The critic continues that nowadays SNS has been highlighted but its aim is to erase the time and lengthly process. With reading his essay again and again, I do give my assent to his opinion.  “ —— First of all, difficulties are often found in the gap between being oneself and belonging to external world. Yet, the SNS is still immature.”  I am sometimes green with envy against those who don’t have child, because I always struggle being a mother and an artist at the same time.

 

The writer concludes with simple words : The breadth of the life depends how create your personal and deep relationship with your relatives.

 

It makes me realize that making artworks especially printed photography and parenting both needs unexpected time and lengthly process. The decisive moment is the conception of creative voyages.

 

 

 

夫が変わった。しかもかなり子育てに協力的に、だ!

今まで何度か手伝ってほしいとお願いしていた保育園へのお見送りを引き受けてくれた。

半年かけてのお願いが叶ったのだ!まだ朝7時20分!!

 

こみ上げる喜び、迷うことなくずっとやってみたかった”あの”行動へ移す。

新しく印刷されたばかりの新聞のインクのかおりを満喫し、文面を追いかけること。お母ちゃんになって3年半、それ以来、活字に餓えると、電車に落ちている新聞でもいい、夫が読み古した1週間前の新聞でも、まるでハイエナのように読み貪りたくなる。印刷されている新聞を求めて気が狂いそうになってしまう。

 

最近夫がハマって楽しそうに読んでいる日本経済新聞。普段の私はお子に朝飯を食べさせるのに精一杯で、自分は食べるどころかコーヒーだけで済ませていることもある。だから、朝ごはんを食べながら楽しそうに新聞を読んでいる夫をとても羨ましく思っていた。

 

でも、今日はひとり!

批評家で株式会社ゲンロンの社長の東浩紀さん(https://genron.co.jp/)の名前が真っ先に目に止まった。

「困難と面倒」と題されたエッセー。

 

先々週、仙台のトークイベントで

「私はごく限られた人に熱烈に自分のつくる写真を好きだと言ってもらえればいいんです。」と言い切った。

 

でも、内心はそれでいいのか?

お世話になっているギャラリーやファンの方々に喜んでもらうためには名を売った方がいいのか?

SNSという巨大なバベルの塔で迷子になっている私が探し求めていた記事だった。

 

いつも写真展や講演会をすると、

応援してくれるサポーターとも言える熱烈なお客様が作品と私に会いに来てくれる。

 

東京で展示する時もわざわざ福島や宮城から駆けつけて見に来てくれる人もいるので、

逆にこちらがその熱烈な応援ぶりに驚いてしまうことも1度や2度ではない。

 

でも、そんな熱烈に応援してくれる人がいるにも関わらず

私にはSNSのフォロワーが少ない。

 

何千人や何万人ものフォロワーのいるアーティストもいるし、

そういう花形スターの写真家さんと一緒に展示したこともある。

 

でも、日本国内外のキュレーターや学芸員の方が

フォロワー数の限られた私の写真を花形スターさん以上にまた熱烈に応援してくれることがあって、

これはどうしたことか!?とこっちのほうが恐縮してしまうことがある。

 

母であり、女であり、アーティストであることはとてもタフで険しい道だ。

 

子どもが風邪をひいて撮影を断念しなくてはならない朝、

子どもをお迎えに行く18時30分、

忙しい時もご飯をつくらなければならない夜……。

 

結婚せずに自由時的な生活を送っているアーティストを

とても羨ましく思ってしまう自分がいる。

 

でも待てよ、私の子どもと夫だけが困難に直面した私を支えてくれている。

「ママ、大丈夫?」「ママの写真かっこいいね」「なっちゃん、とってもいいね」

 

ふたりがそう言ってくれると妙に自信が湧いてきて、

フォロワーの数も忘れて果敢に新たに高いステージへ挑戦したくなる自分がいる。

 

その小さく面倒な人間関係をどれだけ濃密に作れるかで、人生の広がりが決まるのだと思う。〜(東 浩紀)

 

これはまさに、アナログ写真と同じ。

決定的瞬間が終着点ではなく、そこからがクリエイティブの長い旅のはじまり。

 

ポチッとシャッターを押した瞬間が終着駅になるデジカメ。

アナログカメラはそれに対して、押した瞬間から、現像、プリント、額装に続く、長い旅の出発駅。

 

あれ、これはまるで子育てだ。

産んだ後からが夫婦関係と子育ての本番が始まるのだから……!

 

2018年6月29日(金)日本経済新聞より引用

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