ディートリッヒ、首ったけ宣言!


ああ、思えば中学生の頃「ローマの休日」で映画に開眼。オードリー・ヘプバーンの無邪気で可憐な笑顔に憧れました。あんな髪型してみたいと前髪を切りそろえてみたものの、ワカメちゃん然。銀幕に目覚めたあの頃、私の目に映った女優さんの中で異色のオーラを発していたのがマレーネ・ディートリッヒだった。第一印象、どうしてこうして眉毛がそんなに細いんだろう。あの細さと際立ったオーラにすっかり戦意消失。完全に尻尾を巻いた子犬ちゃんと化し、三十路に突入するまで彼女の出演作を観ることはなかったのです。ぎゃーてーぎゃーてー、はらぎゃーてー……チーン↓。が、しかし!先日、図書館で鑑賞した『間諜X27』がきっかけとなり、すっかりマレーネ・ディートリッヒの虜。男に決して媚びることなく、タバコの煙をくゆらせる。だのに殿方はそんなファムファタールは惹きつけられてしまう。お酒に例えるならば、まるでドライ・マティーニ。そりゃ確かに、カルーア・ミルクを舐めずっていた少女には分からなかった味だわ。『ブロンド・ヴィナス』ではゴリラの着ぐるみを身にまとったマレーネ、さぁ登場。LADY GAGAがデビューする約80年前、前衛的にしかし妖艶に踊り歌う女性がいたことを忘れてはなりません。私はもう大人。脱カルーア、そして万歳!マティーニ。

マレーネよ、そう、私はあなたに首ったけ。

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